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六月の開発局

「業界の人」じゃないよ

景色を狩るもの

金曜日からおやすみとし、日曜日の昼下がりまで夏の旅行に出かけていた。ここ4年間、毎年やっている。今年は開催が危ぶまれたが、なんとか開催できてとても良かった。初の9月開催である。

どこに行くか迷っていたが、結局「まあ青森なら間違いないだろう」ということで、まだ行ったことのない青森に行くことにした。ここで誤解のないように書いておくが、青森に行くのは今年は2回目である。「まだ行ったことのない青森」とは「行ったことのない青森の季節、天候、地域」を指す。例えば「冬の下北半島」は行ったことがないし、「秋の晴れた津軽半島」も行ったことがない。青森についてはまた別の機会に書くつもりだが、輸送手段である友人保有の車輌は彼自身が購入時に「これで青森行きが捗る」という名言を残したことからわかるように、非常に思い入れのある土地である。

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青森駅には、スーパー白鳥の残り香や、カシオペアの臨時列車時代の名残りはもちろん、青函連絡船の歴史も残っている。何度も来ているが、好きな駅の一つだ。来年こそいなほ号に乗って見たいと思っている。乗れなかった列車がたくさんある。鉄道だけにかけられる人生ではないからだ。でも、好きだから、できるだけ、そういうつらい気持ちを産む数を減らしていきたい。

旅行に行くときはカメラを担いでいく。一眼レフと、交換レンズを数本、それから、三脚。一般的な旅行のスタイルだ。そして、行き先は「どこかの神社」だ。もちろん神社の写真を撮るけれど、別にそれが目的というわけではない。神社に行く途中で、見つけた景色を撮って行く。大体一日100枚ほどシャッタを切れれば上出来だろう。

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この写真は、青森から魔女のあしあとを求めて、岩木山神社に行き、そこでおみくじを引いたら「南が吉」と出たので、青森から南下して山形に行き、羽黒山に行く途中で助手席から撮った。僕はあまり写真が上手くないから、風景はまあ、こんなものだ。

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その羽黒山ではこんな写真を撮った。朝の光がとてもきれいで、木陰のなかはとても涼しく、とても良い所だった。芭蕉もここに来たのだな、と思う。JR東日本のCMも思い出す。

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公衆電話のコレクションをしている。見かけたら撮る程度だし、まったく詳しくないから特に分別もしていないが、公衆電話の写真を撮るのが好きなのだ。

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5月に青森にでかけた時はよく晴れていて、岩木山がよく見えた。

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地面を撮った時もある。これは光がきれいだったから撮った。

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さて、こんな写真を撮ることが少なくない。この時、この枯れた用水路に架かる橋の上に、僕には「登場人物」が見えている。つまり、旅行は「場所狩り」を兼ねている。この絵をそのまま作品に使うことはないだろうが「こんな枯れた用水路に、こんな橋が架かっている」ということを利用するだろう。ここに選んだ写真はスクロールが少なくて済むから、という理由でキネマスコープサイズにトリミングしたものを選んだ掲載しているが、基本的に景色はスコープサイズで見ているので、スコープサイズの写真は多い。

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このプールもきっと校舎の屋上に組み込まれるだろう。

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晴れていれば、できるだけ星の見えるところに行きたいと思っている。星空を見ているのは好きだ。いつまでも見ていられる。ただ寝転がり、フリースのブランケットを被って、天体が回る様子を朝まで見ていたこともある。ウルトラの星のあるオリオン座以外の星座はわからないし、星を撮るのもあまり得意ではない。

いつも駐車場などに直に寝転がっていて、結構痛かった。あまりきれいなものではないし。それから、砂浜などだと、寝転がれない。だから、コットを買おうと考えている。そんな風に、いろいろなところに行って、様々な知見も溜まってきた。いつか本にまとめて出したいと考えている。僕が必要としている本だから、多分、需要はあるだろう。